ひとりさんのリアルな視線
たとえば、たとえばの話ですよ。
日本一高い山といえば、富士山ですよね。
自分を日本で一番高いところに置きたかったら、富士山に登ればいいんですよね。富士山のてっぺんに行くと、日本で一番になれる。
ただ、富士山には、年間何万人かが登るんです。じゃあ、日本一になれないじゃないかと思うかもしれないけれど、ほとんどの人は、肝心なことを忘れているんです。
それは何か。
富士山に脚立を持っていく人が一人もいない(笑)。
踏み台をかついで行って、山頂で踏み台を出して乗れば、日本史上最高に高いところに立てるのです。
せこい話かもしれないけれど、事実上、そうなんです。
脚立を持って行く。この微差で、大差なんです。
要するに、自分がいる業界、職場でも、一番の人がいますね。その人がやってることを、じーっと見て、いいとこをマネすればいいんです。
そこに脚立分だけ、ちょっと、微差をくっつければいいだけなのです。そしたら、大差です。わかりますか?
自分が蕎麦の修行をやっているんだとしたら、人気店の蕎麦を一生懸命、食べたりして、それに、ちょっと乗せるのです。それが大差です。
それなのに、「自分は自分のオリジナルで行くんです」とか言って、下から全部、自分でやろうとする人がいるんです。
それ、富士山を自分で作ろうとしているのと同じです。
そんな苦労はやめたほうがいいですよ。
自分一人で富士山を作るのは不可能ですよ。
それよりも、もうすでに富士山があるのです。周りじゅうに、宝の山が転がっているのです。
そこへ脚立を持って行って、乗ればいいだけなんですよ。
斉藤一人著 「微差力」より
平冒オリンピック・女子スピードスケート500Mで金メダルに輝いた小平選手は、ひとりさんが使っている“顔晴(がんばる)”という言葉に励まされたと言っていましたネ。
そのひとりさんに会えた、あの出陣式からちょうど一週間になります。
あの時にあの場所で味わった、あの表現しようの無い鼓動は、これからもずっと持ち続けて行く振動数ですね。
あなたが 最近感動したことは どんなことですか?
斉藤一人 生成発展塾 柴村恵美子スクールを当店で行なっています。
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